「うぅー、やっぱ羽月くんモテるもんね。」


…いつか嫉妬させてやるよ。
「私の!」って絶対言わせてやる。


「…歌恋も、モテるじゃん」


「えっ?モテないよ?」


「歌恋は、俺のなのに…」


と、俺は歌恋の肩によりかっかった。


「周りからきゃーって聞こえるよ…」


そんなんどうだっていい。
俺は、今すぐ歌恋にくっつきたい…


「いいの、歌恋は、俺のでしょ?」


「…そうだね、羽月くんのだよ?」


「えっ?」


「だって、婚約者だもん!」


あっ…そういう事ね。
確かにそうだ。結婚するのが決まってんだもんな。

ちょっと期待しちゃった俺がバカみたいだ。