蓮斗は目を丸くしてしばらく動かなかったが、数秒後には

「よし、じゃあ逃げた罰、なにしよっか?」

甘々オーラ全開でそう呟いた彼が満足いくまで帰してもらえなかった。


この日から彼がはちみつよりも甘くなっていくことを、

わたしはまだ知らない。








Fin.