「どうしようか。今日はピザでもとろうか」


落ち着いたところで、そんな風に提案してくれた、久保田さん。


蒼ちゃん、指やけどしてるでしょ。オレが何か軽く作ってもいいんだけど、いっしょに作るって、絶対に誰かさんは言いそうだから。


なんて、久保田さんには総てを見透かされている。


「あ、じゃあサラダ位は作りましょう。お野菜、昨日安くてたくさん買ったから」


今度は、そんな私の提案に、


「お、いいねぇ?でも蒼ちゃんは手出したら駄目だよ。オレが作るから」


え、サラダ位は大丈夫です!


駄目だって!!指先使っちゃ!!


大丈夫です!!


駄目だよ!駄目ッ!!