クリスマスが過ぎたころに届いた手紙を読みながら、俺はこの半年で溜まった手紙を眺めていた。


2週間に1回ペースの手紙を読むのは、いつしか、俺の習慣になっていた。


定期的にくる手紙にあいつの性格を思い出す。

返事をしない俺に飽きもせずに手紙を送るあいつ。



俺は短く息を吐き出すと、数えきれない手紙を、また、読み始めた。

高校の時から綺麗なあいつの字は、今もこうして変わらない。