次の日、先輩とは多分別れた
そして別れて私は悲しみを引きずりながら学校に行く
それは別れたからではなくてやっぱり騙されてしまったこと
深い傷が付いてしまった気がする
この先…私は誰を信じていけばいいんだろう
元々友達の居なかった私だから
また振り出しに戻るだけだ

「おはよ」

「っ!」

私の背中を誰かがポンっと押した

勢いよく振り向くと

「……き、き、」

「あたしだよ」

この子は…昨日の

「木村さん!」

「鬼頭だよ!!」バウッ!!

ま、また間違えた

「ごめん…私単純な名前しか覚えられないの」ニャオーン

鬼頭さんが呼んでくれたのにまた失敗しちゃった…