「おやすみ、瑠奈」

「ん、おやすみー」



瑠奈は隣の部屋に向かっていった。

夕飯の片づけが終わったら、私も寝よう。


食器を重ねて、シンクへ運ぶ。

スポンジに洗剤を付けて一枚一枚、丁寧に洗っていく。

瑠奈は部屋だけじゃなくて、食器にもこだわりあるから慎重に洗わなきゃ……。


そんなことを思いながら食器を洗い終えた私はソファに戻る。

今までソファで寝るのって体が疲れるかと思っていたけど、意外とそうでもない。

やっぱり瑠奈のこだわりがあるからなのか、ソファで寝ても体がどこも痛くならない。

私はソファに体を預け、薄手の毛布をかぶり眠りについた。