國常大樹(くにたちだいじゅ)(ハァ!ハッハッハッ!!)
(本人を前にして この話しを聞いていると笑えてもくるものだな!)

(なかなか こんなこと抜かす肝っ玉の奴は いねぇよなぁ)

ヒロは國常の言葉に微妙に違和感を覚えた。
身長190cmの大柄な副総長 國常大樹がヒロのもとへ近づいて行き ヒロの肩に右腕をかけた。

ヒロはゾワっと一瞬にして殺気を感じ國常の顔を見上げようとした瞬間、

首に圧がかかったのを感じとったのと同時に國常の左拳が顔面に向かってくるのを見抜き 首を捻りながら素早く國常の腕から下に抜けて出た!!

アキラの血の気がひく!

ヒロはすかさず体制を構え直すかなおさない瞬間に 今度は國常の右拳がヒロに向かって振り落とされた!

ヒロはジャッキー並の素早さでバック転をしながら國常の右拳を蹴りあげた!が、

國常の右トーキックがヒロの腹をえぐった!

と、同時にヒロは國常の脚をしっかり左腕で抱え右におもいっきり回転した!

國常の体は脚がクロスされる感じで左側に体制をくずされた瞬間にヒロは右脚での回転回し蹴りをくりだし國常の右頬をぶち抜いた!

ように見えたが右腕でしっかりガードされていた。二人は構えたまま 睨み合いは続く。