「よしよし、痛かったね……あれ?青依さん、顔赤いよ?」

「えっ、うそ……」

「どうしたの?大丈夫?」

実は木嶋先輩って私の大好きな先輩なんだよね

好きな人に頭撫でられたり、看病されたら誰だって顔赤くなるよね

「あ、なんでもないです……大丈夫です」

「そう?……はい、できた。もう大丈夫だよ

それで体育の授業何してたの?」

私は数分前までみんなと持久走してたことを話すと

「いいなぁ〜。体育かぁー僕、みんなみたいに走れないんだよね」

「えっ!」