「そんなに嫌がらないでよ」
陸は少しずつ夢香に近付く。
「引っ越すから!」
夢香はすぐに引っ越しすると言い出した。
「引っ越ししても僕はずっと君と一緒だよ、だって運命だからね。」
「いやよ!ついてこないで!」
「僕はずっと1人で寂しかったんだ、君と出逢えて本当にラッキーだ、今までここに住んでた女性の中でも一番可愛いしね。」
陸は嬉しそうに話し続ける。
「私には関係ないから!」
夢香は抵抗し続けているが、陸はそれを楽しんでいるようだ。
「今日から君の彼氏、今日が記念日、今日から同棲の始まりだよ」
夢香は恐怖で早くこの場から逃げ出したかった。