私が好きになったのは芸能人?!


この感じ…


「もしかして、音と秋ちゃんと…和くん?」

「正解」


音が私に笑いかける


「みんな、全然分からなかったよ…
 でも、なんで音まで変装してるの?」

「だって、みんなやってて楽しそうだったんだもん!」


え、なにその理由?!


「ちなみに雛のもあるよ!」


私の分を手に持つ


もしかして私の分の衣装ってこういうこと?!

「じゃあ、今から変装といきますか!」


私は音にされるがまま…





「これ、本当にあってる?」


私はショートヘアでした
茶髪で軽くパーマがかかっている
前髪は流して、いつもよりも周りがよく見える…!


「ねぇ、やっぱり流すのやめない?
 顔が隠れるようにしたいんだけど…」

「なに言ってるの、これも可愛いんだからこれでいいの!」


力説する音


「うん、朝比奈さん、似合ってるよ」


和くんも私を見て微笑む


「雛ちゃん!なんでも似合うね!」


秋ちゃんも褒めてくれた


「そう言ってくれるなら…私このままにしようかな…
 陸くんもそう思う?」


私は陸くんに聞いてみる


「まぁいいんじゃねぇの?」


窓の方を見て言う

それ、見てくれたの?


「じゃあ、陸からもOKが出たことだし、行きますか、文化祭」

「おー!」

「やっとみんなで回れるね!」


そう言って3人は先に教室から出る


そういえば長い間ここにいて文化祭ってこと忘れかけてたよ


「いくぞ」


陸くんが私の手を引き、教室を出た


「相変わらず仲がいいこと」

「陸ちゃん、ほんと雛ちゃんのこと好きだよね」

「あんまり見せられると辛いんだけど?」


みんなが私たちを見て言う


そう言われると余計恥ずかしいじゃん!


「いいんだよ、これで
 ほらどこからいくんだよ」


4人はパンフレットを持ってどこに行こうか悩んでいるみたい



「まずは何か食べない?」

「僕もお腹すいた〜!」

「じゃあ、とりあえず1年生のところから行こうか」

「俺も腹へった」




みんなが楽しそうにしてるのが私は嬉しかった




「雛もそれでいい?」


音が私に聞いて聞いてくる


「うん!いこ!」


私は音の腕を引っ張る



「えっ!雛?!」


急だったからびっくりしてるけどちゃんと私についてきてくれる音




楽しそうに笑ってくれる姿が余計嬉しくなる



「ちょっと待ってよ〜!」

「走ると危ないよ」

「全く」


後ろから3人が私たちの後を追ってくる


なんだか楽しい



みんなでいれるって楽しいね







「今からロシアンたこ焼きだぁ〜!」


秋ちゃんの掛け声とともにみんながどれを食べようか悩み始める


「ちょうど5個だから1人一個ね!
 じゃんけんで勝った人から決めよ!」

「私じゃんけん強いんだよね〜」

「どれか分かりそうだけど、分からないものなのかな」

「今回特別に2個はずれみたいだぞ」

「食べたくない…」




絶対じゃんけんに勝つ!


「じゃあいくよ〜、じゃんけんぽん!」


勝ったのは音、和くん、陸くん、秋ちゃん、そして私の順番だった



やっぱりそうなります?

私、じゃんけん弱すぎ…


「じゃあ、勝った人からどれにするか決めてね」



「私一番隅のやつにする」

「僕はこれかな」

「俺はこれだ」

「じゃあ〜僕はこっち!」

「私はこれで」





「みんな一口で食べてね!」


私は自分が食べるたこ焼きをつまようじに刺す


みんなも同じように食べる準備をする


ドキドキするよ〜!



「いくよ…せーの!」



辛くありませんように!





パクッ




うん、辛くない…ん?!



「ひゃらぃ!」

「うわぁ〜!!」


はずれを引いたのは…私と秋ちゃん


めっちゃ辛いんですけど?!

これ学生が出していいやつ!?

辛すぎて言葉にできない


「やっぱり」

「食べなくてよかった…」

「クククッ」


普通のたこ焼きを食べた3人は余裕そう


音と和くんは確信してた様子



陸くんはお腹を抱えて笑っている


みんなそれよりも…



とにかく早く水を!!



「み、水!」

「僕も〜!」



私たちは水を求めた


「秋ちゃん、大丈夫?」

「朝比奈さん大丈夫?」



それぞれ水をもらい飲む


どれだけ飲んでも喉が痛いまま…


「辛いし痛い…」

「ハハッ!おもしろすぎ」


陸くんは笑ったまま

ちょっと!


「陸くんはいつまで笑ってるつもりなの?」

「陸はこういうの好きだからな」


和くんが陸くんを見て笑った


そうなんだ…



こういうのは好きじゃないと思ってたよ


「新たな一面が見れた気がする」

「もっと面白い陸もあるんだよ?」



和くんが何かを思い出して楽しそうに微笑む


もっと面白い?

なんだろう



「それってなに?」

「それは今後知っていけばいいよ」


そうだよね、急がなくてもこれから一つずつ知っていけばいい



陸くんの好きなこと、嫌なこと

まだまだ私が知らないことがいっぱい



「これからが楽しみだね」



私は和くんに笑いかける


「うん、そうだね」



それに返事をするかのように笑いかけてくれた




和くんはいつも優しくしてくれる

きっと私にお兄ちゃんがいたらこんな感じなのかな



そんなことまで考えてしまった


陸くんたちは秋ちゃんがまだ辛いって言ってるのを見て笑っていた



音も陸くんもすごく楽しそう


「辛いの引いてきた?」

「うん、私はもう大丈夫」

「ならよかった、じゃあ、あとは秋かな」


和くんは秋ちゃんのところへ行った


「秋、そろそろ次行きたいんだけど?」

「だって、まだヒリヒリするんだもん!」

「それはお前が辛さに弱いからだろ?」




「秋ちゃん、頑張ったね、甘いもの食べる?」

「甘いもの食べたい!」

「じゃあ、甘いもの探しにいこ!」

「うん!」

「雛も行くよ〜!」



音が私に話しかける


「あ、うん!」


私はみんなの元へ行き、甘いものを探しに歩く






「朝比奈はもう大丈夫なのか?」


陸くんが私に話しかける


「うん、水も飲んだし大丈夫だよ」

「そっか、ならよかった」



そう言って前を見て歩く




「ねぇ、陸くんたちどこ行ったのかな?」

「私も探してるんだけど、見つからなくて」

「今日はもういないのかな?」

「クラスの方にいるとか?」

「行ってみよ!」


すれ違う人の中で陸くんたちを探している人たちがたくさんいた

どうやら変装がきいてるみたい


「すごいね、これ本当にバレないんだ」

「まぁな、簡単な変装ほど意外とバレないんだよ」




なるほど…


実は普段の生活でたくさんの芸能人にあってるのかな?



「明日は他校の制服も着るようするからなおさらバレねぇだろ」


すごい徹底ぶり…