畑から帰り食事とお風呂を終えると、勢いよくベッドに倒れ込んだ。
ここ数日の疲れがどっと出たようだ。
全身筋肉痛で腕は重い。さらには夕食の準備でやけどをしてしまい、腕がヒリヒリとした。
デザートの準備で寒天を作るとき、重い鍋をひっくり返しそうになり、熱したミルクがかかってしまったのだ。
氷とかアイスノンがあったらいいんだけどなぁ。
リアは腕力も体力もない。
以前の自分の感覚で動くと、持てると思った物が持ち上がらなかったり、直ぐに疲れてしまったりするから困ったものだ。
「あーやっぱりこのベッド最高」
だらだらとしていると、カウルも部屋に戻ってきた。
彼がベッドに腰掛けると体が揺れる。
「ゆづか、今日はお疲れだったな。よく頑張ってくれた」
「夕食に間に合ってよかった。寒天の材料全部使い切っちゃったから、また今度採りにいかせてね」
「あんな海藻が食べ物になるとは思わなかった。プーリーも興味津々だったな」
「うん。さすが料理長。他の食事にも使えるって、興奮してメニュー考えてたよ。今度採りにいくときは彼も一緒に誘おう」
「そうだな。ーーん? 腕が赤いぞ。どうしたんだ?」
「あ、ちょっとやけどを……でもお水で冷やしてたし、今は少しヒリヒリするだけだから大丈夫」
「見せてみろ」
カウルはわたしの腕を引っ張ると、傷に目を近づけた。そして、くわっと顔を険しくする。
ここ数日の疲れがどっと出たようだ。
全身筋肉痛で腕は重い。さらには夕食の準備でやけどをしてしまい、腕がヒリヒリとした。
デザートの準備で寒天を作るとき、重い鍋をひっくり返しそうになり、熱したミルクがかかってしまったのだ。
氷とかアイスノンがあったらいいんだけどなぁ。
リアは腕力も体力もない。
以前の自分の感覚で動くと、持てると思った物が持ち上がらなかったり、直ぐに疲れてしまったりするから困ったものだ。
「あーやっぱりこのベッド最高」
だらだらとしていると、カウルも部屋に戻ってきた。
彼がベッドに腰掛けると体が揺れる。
「ゆづか、今日はお疲れだったな。よく頑張ってくれた」
「夕食に間に合ってよかった。寒天の材料全部使い切っちゃったから、また今度採りにいかせてね」
「あんな海藻が食べ物になるとは思わなかった。プーリーも興味津々だったな」
「うん。さすが料理長。他の食事にも使えるって、興奮してメニュー考えてたよ。今度採りにいくときは彼も一緒に誘おう」
「そうだな。ーーん? 腕が赤いぞ。どうしたんだ?」
「あ、ちょっとやけどを……でもお水で冷やしてたし、今は少しヒリヒリするだけだから大丈夫」
「見せてみろ」
カウルはわたしの腕を引っ張ると、傷に目を近づけた。そして、くわっと顔を険しくする。