「そうなんだ。あたしはゆいかわいいと思うし、いいと思うけどなあ。」


「みら…。あたしはかわいくないし、第一かわいいかどうかとかの問題じゃないでしょ?」


「いや〜?結局はそういう事になるんだよ」


「またそんなウソ…」


「ウソじゃなくなるよ、きっと。」



キーンコーン…



「あっ、予鈴。ゆいちゃん座ろーねっ」


「ちょっ、みら〜…」



そんなのウソだし、

本当ならみらが選ばれるでしょ…


みら、かわいいんだから。




ガラッ―


「おーい新入生、座っとけよー。
予鈴鳴っただろうー。」