?「青龍学園2年一組のみんな、


お目覚めかい?」


スピーカーからは


変声機を通したであろう男の声が聞こえる。


男の声はとても高揚しているようだった。


龍「おい!誰だ!


俺たちを監禁してる犯人か!?」


要くんの取り巻きの一人である


森 龍成(もり りゅうせい)が声を荒げる。


見た目や、雰囲気だけでもかなり怖いのに


声を荒げると一層怖さが増し


この教室の空気が緊張する。


?「初めて話した人への


第一声がそれかい?」


?「まぁいい。質問に答えようか。


俺の名前は.....


そうだなロッゾとでも読んでくれ」


ロ「そして、続いての質問だが、


彼の言ったように君たちは監禁状態にある。


今から君たちには


命をかけたゲームをしてもらう」


藍「はぁ?命をかけたゲーム?」


要「チッ、意味わかんねぇんだけど」


こんな時でもいつもの雰囲気で


会話してる二人は怖いけど


正直すごいと思う。


ロ「そうだ。そして、


君たちが選ばれた理由は



















ない」


龍「はぁ?オレは出ていく!


やってられるかよ!!」


麗「森!今はなにが起こるかわからない


大人しくアイツの言うことを聞いておこう」


龍「うっせぇ!」


そう言って森くんは開きもしない


扉の方へ歩いていった


その時


「ビリビリビリ」


焦げ臭い匂いが教室を


充満した。


<?!>


え......


森くんが死んだのだ


真っ先に要くんが動く


要「おい!!龍成!


てんめぇ何しやがった!!」


ロ「ちょっとした教育ですよ」


ゾク


ロ「逆らったので殺しました。


まぁ、これでみんなもわかったことでしょう。


逆らうとこうなりますニヤ」


おそらくこの場の全員が思ったであろう…


俺たちはもう逃げられない....


このこいつから...


このゲームから...


この運命から...