あっ、そうか、そうなるんだ!」
するとしおんは突然、水を得た魚のように目を輝かせて、東堂のマイクをさっと取り上げる。
そして会場の皆に向かって叫んだ。
いや、日本中に向けて。
「みんな、聞いてくれ。俺のいうことを信じてほしい。これから訪れる磁気嵐は絶望かもしれないが、ひょっとしたら、世界を救う希望になるかもしれないんだ!」
その確信に満ちている表情は、しおんの閃きが真実をつかみ取る力を携えているように思えてならなかった。あかねにはそれがはっきりとわかった。
「あかね、俺の考えていることがわかるか?」
あかねはその結論がどこへ向かうのか感じ取り息を詰まらせる。
「しおんくん、まさかっ……!!」
「そうだ、この地球がおかしくなった原因ははるか昔に降り注いだ磁気嵐。悪影響は最近起き始めたけれど、そのときと違うのは不安定な状態の地球の内核は磁気の影響を簡単に受けるということだ。
俺の仮説だけど、ももしそうだとしたら!」
「もしそうだとしたら!」
あかねもしおんに同調する。
「みんな、俺を信じてくれ!」
「みんな、しおんくんを信じて!」
するとしおんは突然、水を得た魚のように目を輝かせて、東堂のマイクをさっと取り上げる。
そして会場の皆に向かって叫んだ。
いや、日本中に向けて。
「みんな、聞いてくれ。俺のいうことを信じてほしい。これから訪れる磁気嵐は絶望かもしれないが、ひょっとしたら、世界を救う希望になるかもしれないんだ!」
その確信に満ちている表情は、しおんの閃きが真実をつかみ取る力を携えているように思えてならなかった。あかねにはそれがはっきりとわかった。
「あかね、俺の考えていることがわかるか?」
あかねはその結論がどこへ向かうのか感じ取り息を詰まらせる。
「しおんくん、まさかっ……!!」
「そうだ、この地球がおかしくなった原因ははるか昔に降り注いだ磁気嵐。悪影響は最近起き始めたけれど、そのときと違うのは不安定な状態の地球の内核は磁気の影響を簡単に受けるということだ。
俺の仮説だけど、ももしそうだとしたら!」
「もしそうだとしたら!」
あかねもしおんに同調する。
「みんな、俺を信じてくれ!」
「みんな、しおんくんを信じて!」