「あたし、しおんくんと会うためにここに来たんです。世界の終わりを彼と迎えたいからです」
「へっ? どういうこと?」
素っ頓狂な顔をする東堂。あかねはずいっと藤堂に顔を近づけ、大真面目にいう。
「世界の終わりに、みんなをあっといわせるサプライズ、乗ってもらえませんか」
すると東堂はすこしたじろぎ、考えて、それからポンと手を叩き、「よしっ、いっそのこと私もあなたに乗ってみようかしら、仕事が恋人っていっちゃったし、恋は冒険ともいったからね」と吹っ切れたような笑顔で返事をした。
☆彡
「さあ、いよいよお待ちかね、アズ・ユー・ライクのお時間がやってまいりました!」
東堂はすらりと伸びた腕を高々と空に掲げる。涼しげな表情だけれど、ひたいには汗が滲んでいる。頭上から照りつける光線が痛々しい。
「この番組も世界の終わりを目前にして、いよいよ最終回! もう明日以降、暑さに耐えられる者は誰もいません」
「へっ? どういうこと?」
素っ頓狂な顔をする東堂。あかねはずいっと藤堂に顔を近づけ、大真面目にいう。
「世界の終わりに、みんなをあっといわせるサプライズ、乗ってもらえませんか」
すると東堂はすこしたじろぎ、考えて、それからポンと手を叩き、「よしっ、いっそのこと私もあなたに乗ってみようかしら、仕事が恋人っていっちゃったし、恋は冒険ともいったからね」と吹っ切れたような笑顔で返事をした。
☆彡
「さあ、いよいよお待ちかね、アズ・ユー・ライクのお時間がやってまいりました!」
東堂はすらりと伸びた腕を高々と空に掲げる。涼しげな表情だけれど、ひたいには汗が滲んでいる。頭上から照りつける光線が痛々しい。
「この番組も世界の終わりを目前にして、いよいよ最終回! もう明日以降、暑さに耐えられる者は誰もいません」