お月様は今日も夜空に輝いていました。
夜の空を照らす一筋の光となって。
生き物が眠る世界を照らす光となって。
お月様はいつも1人。
孤独を感じながらもそれでもけなげに眠る世界を照らしておりました。
ある時お月様は涙を流しました。
お月様の流した涙は海に流れて海はしょっぱくなりました。
それでも涙はとまらずその涙は海の中で結晶となり1つの生物となりました。
海の月と書くくらげ。
くらげはさらにお友達を作りました。
お月様の周りには星が輝くように。
海の中にも星をかたどったお友達をつくりました。
人はそれをヒトデと呼ぶそうです。
くらげとヒトデはお月様の話し相手となりそれ以降お月様は孤独ではなくなりました。