「ここら辺で今回の反省と今後の動向、卒業後の進路について、あとは・・今後の展望とか書けば良いんじゃないか」

「先輩、手馴れてますね、・・・先輩もひょっとして何回か反省文を?」

「羽藤さん!風紀委員会委員長である先輩が反省文を書くという不祥事などあるはずがないでしょ!」

「は・・・はぃ!」

「あぁ羽藤君でいいのかな?私は気にしてないよ。手馴れているというよりこういうものには型があるのだよ。最初はこう、次はこうこう、最後はこう書くみたいな。作文や小論文にも型があるから反省文なんてものはその型に当てはめてささっと書けるだけだよ。あとは相手がこう書いてほしいと望んでいることを考えて書けばそれで終わり」


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「羽藤君お疲れ、反省文は思ったより時間がかかったね。でも下校時間に間に合って良かったね、下校時間を過ぎると詩依はすごく怒るからね、知っているとは思うけど詩依は怒ると怖いから今後反省文を書く機会があればリミットは下校時間ということだけは覚えておくように」

「先輩、下校時間を超えて学園に残るのは校則違反ですから注意するのは当たり前です。それを怒るとか理不尽なことを言わないでください。それに羽藤さんも今後反省文を書くことがないように学園生活をおくってください」