次の日私はまたこの学園の校門の前に立っていた。

部活の練習中と思われる男の人が通りかかったので声をかけた。

「あの・・・、その・・・この学園の風紀委員長さんに会いに来たのですが・・・」

「え?風紀委員長に?」

怪訝そうに聞き返す男子生徒。

「・・・はい、そう伝えれば大丈夫とのことでしたので」

さすがに外部の者が学園に入るのは・・・。

男子生徒は顧問の先生を連れてきたらしくその顧問の先生が会議室に案内してくれました。

本当に外部の人でも案内されるんだ。

ほんの少し、本当にほんの少しだけだけど風紀委員長さんの権力を垣間見た気がします。