わたくしの名前は三枝詩依、この白鷺学園高等部の1年にして先代の委員長から委員長の座を譲り受けた存在。
先代も1年の時に先々代から委員長を座を譲り受けたとのことだけど、わたくしは先代ほどのカリスマは持ち合わせておりません。
ですが先代の強引な一言に反対出来る者はいなく、わたくしをよく思わない者もいる中で風紀委員会委員長の座に君臨することとなりました。
白鷺学園の鬼姫。
学園の風紀を守るという意味ではこれほど適任な二つ名があるでしょうか。
恐怖による統制、この権力は学園の風紀を守ることだけに使ってきました。
先代からすればわたくしは力が入りすぎているからもっとリラックスして業務に臨むべきとのことですが、わたくしは中高一貫校である白鷺学園に高等部から編入した身。
中等部から虎視眈々と委員長の座を狙っている者もおり、委員長にふさわしい実力を持つ者もいる中でわたくしが選ばれた。
どうして先代はわたくしなんかを・・・。