閉店時間までずっと山崎さんと話していた。時があっという間に過ぎていった。
花屋に来たくせに1本も買わないのもなと思い、スイートピーの苗を買って帰ることにした。
「ねぇ、香織ちゃん、スイートピーの花言葉、知ってる?」
帰る時、山崎さんに言われたこの言葉で、私の恋は始まった。
どんな花にも、花言葉がある。それは知っていた。だけど、バラの花言葉が愛だとか、それくらいしか私は知らない。
「えっと、知らないです。なんなんですか?」
「スイートピーの花言葉は、門出。何かの始まりだよ。」
始まり…。
「香織ちゃんはきっと、色んな人に始まりを与えられる人なんだよ。だから、自信もって。高校でも、新しい出会いを大切にしてね」
花屋に来たくせに1本も買わないのもなと思い、スイートピーの苗を買って帰ることにした。
「ねぇ、香織ちゃん、スイートピーの花言葉、知ってる?」
帰る時、山崎さんに言われたこの言葉で、私の恋は始まった。
どんな花にも、花言葉がある。それは知っていた。だけど、バラの花言葉が愛だとか、それくらいしか私は知らない。
「えっと、知らないです。なんなんですか?」
「スイートピーの花言葉は、門出。何かの始まりだよ。」
始まり…。
「香織ちゃんはきっと、色んな人に始まりを与えられる人なんだよ。だから、自信もって。高校でも、新しい出会いを大切にしてね」