さっきのカフェほどオシャレじゃないけれど、思っていたよりもずっと綺麗な店内だった。
「こんにちは。どんなお花をお求めですか?」
声をかけてきたのは店員さんだった。
「あの店員さん、めちゃくちゃイケメンじゃない?」
美來が小声で囁いてくる。確かに、そう、かも?
私がおどおどしているうちに、コミュ力おばけの美來が店員さんと話している。
私は美來が話している間ずっと、その店員さんを見つめているだけだった。
気付いたらもう店の外にいた。
「もう5時半だからお店閉まるみたい〜、香織一言も喋んなかったじゃん!大丈夫?」
「う、うん、私、人見知りだからなぁ」
「そっか〜、まぁ、香織はいつもこうか。」
そうだよって答えたけど、一言も喋らなかった理由が"いつも"と違うのは分かってた。
「こんにちは。どんなお花をお求めですか?」
声をかけてきたのは店員さんだった。
「あの店員さん、めちゃくちゃイケメンじゃない?」
美來が小声で囁いてくる。確かに、そう、かも?
私がおどおどしているうちに、コミュ力おばけの美來が店員さんと話している。
私は美來が話している間ずっと、その店員さんを見つめているだけだった。
気付いたらもう店の外にいた。
「もう5時半だからお店閉まるみたい〜、香織一言も喋んなかったじゃん!大丈夫?」
「う、うん、私、人見知りだからなぁ」
「そっか〜、まぁ、香織はいつもこうか。」
そうだよって答えたけど、一言も喋らなかった理由が"いつも"と違うのは分かってた。