別に特別な日にする必要はないって思うけど、髙橋の様子を見ていると、俺のことを特に意識してないんじゃないかっていう気もする。
俺的にはすぐにでも告白したいけど、それで今の関係が壊れるのは避けたいのが本当の気持ち。
「まー、俺は別にいいんだけど、早めにした方がいいとは思うよ」
「何で?」
「何となく。クラス替えもあるし、その前の方がいいと思っただけ」
湊はそう言うと、『行くぞ』と鞄を頭の上に置いて靴箱へと走り出した。
俺も湊と同じように鞄を頭の上に置いて傘代わりにし、靴箱へと走った。
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