なんであいつこんなに苛立ってるんだろー。





やっぱ頭おかしいのかも知れない。









「健、この人かまわない方がいいと思う。」







まじめに見た竜の顔は、私のことも睨んでいた。







「なによ」




「なんでもねーよ」











ため息を吐くと同時に漫画を机に叩きつけた竜は「あぁーあ、学校なんて来るんじゃなかった。」とつぶやいて急に立ち上がった。












「先生、俺今日帰りますから。あと将、一応部活には出るって先輩に伝えといて。」







「おい、ちょっと待てよ。竜!!」