そうだ、





こいつは昨日、色紗と笑いながら歩いていたやつだ。









「木村健です。




小1からアメリカで暮らしていたので分からないこともあると思いますがよろしくお願いします。」







その言葉を合図とするように女子が騒ぎはじめた。






あ、後ろの将も。








「木村は・・・






そうだな、竜の後ろにでもなるか。」







「でも先生、そこは将の場所ですけど。」







「あー、お前らちょっと離れろ。





授業中ふざけ過ぎだ。




離れて落ち着いたらどうだ。」










あまりにも理不尽だ。