「部活に入らない3年間なんてつまらないだけだよ。



あっ、せんせぇーい、入部届出しまぁーす。」





入部届は無惨にも先生へと渡ってしまった。








「来、何部ってかいたの?」




「吹奏楽部♪♪」





美術部や茶道部ならまだしも、




よりによって吹奏楽部だなんて…。






厄介な部に入部してしまった…。







ニッコリと笑って答える来を恨めしく思った。