またある日、私は、国語の教科書を忘れたことがあった。
 私は音読に当てられた。
 そのとき、ちょうど前の席だった、林原くんは先生の見ていない隙に、私に渡してくれた。
 私は、事なきを得て、授業が受けれた。

 それからも、私は、林原くんにたくさん助けられた。
 小さいことばかりかもしれないけど、私には、ヒーローに見えた。