そしてチャイムもすごいなっている…

怖い…


私は体育座りになりながら顔をそこに埋めた


「彼女さんはそこにいるんじゃないんですかー」

「あははっ!絶対いるって」


ドア越しから聞こえる声。

この会話からして多分、多分だけど、

報道者ではなさそう。

だって報道者は翼くんの事務所の方に行ったはずだし…

誰かがきっと悪ふざけでこんなことやってるんだ…


ピーンポーン

ドンドン!!


出たらややこしくなるし、翼くんにも言われてるから絶対に家から出はしないけど…

相手が誰かわからないてすごい怖い…

「てか、全然出てこなくね」

「えー何で出てこないのー面白いのにー」

「あははっ」

と、笑いながら去っていく声が聞こえた。

ふぅー

怖かった…

今もまだ手が震えてる…

私は自分の手を両手でギュッと握った