「宮内美緒さんを


澤田美緒さんにしたいんですっ!!!!!」




両親は驚いた顔をしていた。

理解出来ていない様子。



「要するに・・結婚をしたいんです。


お願いしますっ!!!!」


「君は確か碧君といったか?」

「はい。澤田碧と申します。」


「美緒の事を全て知った上で

結婚したいと?」

パパが険しい顔でそう聞く。


「はい。」

あたしはすごいと思った。


碧君の顔は

今まで見たことがないような


真剣な顔で

何の迷いもなくて

本当にいい顔をしていた。