青春・友情
完
丸井とまと/著
書籍化原作
- 作品番号
- 1671740
- 最終更新
- 2022/07/02
- 総文字数
- 110,356
- ページ数
- 49ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 66,449
- いいね数
- 248
ある日、人の嘘や怒り、悲しみの光の色が
視えるようになってしまった。
中学から高校に上がり、変わっていく人間関係
「ずっと一緒にいようね」
約束に綻びが生じていく。
変わらない関係なんてどこにもなくて
全てが同じ人もどこにもいない。
過ごしてきた時間が長くても
合わない部分も、たくさんある。
「——でも、嫌いになれない」
思い出は簡単には消せない。
- あらすじ
- 関連作品
世界が私を消していく
この作品のレビュー
2022/11/05 14:54
投稿者:
雨 李
さん
ネットに溢れかえった現代だからこそ。
相手と会わなくても、画面越しで物事を伝えられるようになった現代社会。そんな中だからこそ、相手の考えてることが読みにくく、すれ違いが起きたりネット内でのいじめが起きたりと、トラブルが起きるんだと思います。 でも、そんな中でも相手と向き合う、一度距離を置くなどして解決に向かったこの小説は凄いと思います。
2022/10/30 00:25
投稿者:
雨乃めこ
さん
隠された本当の気持ち
ネットの世界が身近な時代に生まれたからこそ、この作品に共感するZ世代がたくさんいる。 当たり前ですごく手軽。もう生活の一部。その世界での出会いも貴重で大事な繋がり。だからきっぱり辞めるなんて難しい。 画面越しでも直接でも、本音を隠して、伝え方を間違えて、誤解して、傷つけて傷つけられる。 誰もが失敗しない間違わないわけじゃないから、お互いに相手を思い合って、反省して、話をして、許して、を繰り返していくんだろう。 読みながら、自分の過去の言動もいっぱい反省しました。 菜奈ちゃん、香乃ちゃん、千世ちゃん、そして詩ちゃん。 登場人物全員の気持ちに共感できて、彼女たちの身近にいる大人の寄り添い方がすごく暖かくて実際的で、こう言う大人になりたいと思いました。 リアルとSNSのそれぞれの人間関係が巧みに交差していて感動です。そして伊原くんの存在にすごく癒されます。素敵な作品をありがとうございました!