「またギリギリやん♪」
と由衣が笑う。



あと1分…いや30秒で電車が
出るところだった。




由衣とは中学の時からの
友達で朝はいつも
一緒に学校へ行く。





「なんなら毎朝
モーニングコール
してあげよっか?」

『してしてっ!
お願い〜!』


「ばかたれ!あたしが
モーニングコールなんかしても
あんた起きないから!」


むう。
じゃあ言うなよなあっ
なんて思いながらも
自分の朝の弱さに
深く反省する。






そういえば
メールきてたっけ。

朝見る暇なかったし。




パカッと携帯を開いて
メールを見た。