「またか…」


「えっ、」


波瑠くんが、見てる方向を向けば

わぁ!女の子いっぱい…


「あれ、全員、瑠璃のファンクラブ」


「えっ、」


ファン?クラブ?
すごい、やっぱりあんなに、全てが
完璧だとモテるんだよね。

しかも、すごい数、何人いんの、
15人くらいは、いる…


「すごいね…」


「うん、あいつは、昔から人気だよ」


「そうなんだ…」

もしかしたら、中学の時も
ファンクラブとかあったのかな…

そう考えてみると、なんで、私なんか…?

やっぱり疑問だ…

こんな…取り柄もない私なんて…