(えーい、収まれ、心臓!)

下手すりゃ発作が
起きてしまうって言うのに、
一向にドキドキが収まらない。

「倉田君も、
早く来すぎちゃったの?」

「うん。」

「そっか。一緒だね。」

彼女はそう言ってまた笑った。

ヤバイ。

心臓が破裂しそうなぐらい
ドキドキしている。

でも今更逃げることも出来ない。