夜。

父さんが帰って来たらしく、
起こされた。

久しぶりに見る父さんは、
一段とカッコよくなっていた。

元々、憧れではあるけど。

「お帰りなさい。」

「…ただいま、愁。
しばらく見ないうちに
でかくなったな。」

「ほんと?」

「あぁ。」

なんだか嬉しかった。