鎮痛剤を飲み、安心したのか苺美は眠っている。
「どうすればいいの?」と雨哥は仕事から帰って来た父親に相談をした。
「どこか、入れる所ありそう?」と母親も手帳を開き、考えている。
母親も必死だった。
「少し当たってみるよ。それまでは、うちにいてもらう
父親の言葉で全て決まった、
苺美は雨哥の両親にも可愛がられていたのだ。
雨哥の家から苺美は父親が手配した寮へと住所を変えた。
そして、高校を辞め、働き出した。
父親が見つけた職場の受付の仕事だ。
それで苺美を守る事が出来た。
痣はそれから出来ていない。
守れたと思った。
笑顔も戻ったから。