「神経質とかじゃなくて、仕事なの！大事な商品なの！分かるでしょ？」と雨哥はその作品、商品を安全な場所へ移す。
バカじゃないんだから。
いや、バカでも分かるだろう。
「はいはい」と言う苺美はまだ水に不満の様子だ。
水でも勿体無いくらいなのに。
「来る時は連絡してよ」
もう何度も伝えている言葉で、良い慣れ過ぎている。
覚えて下さい。
「良いじゃん。どうせ入れてくれるんだし」
本当に腹が立つ。
入れない方がアンタは面倒なんだよ。

「そうだけど、今みたいに神経質って言われなく出来るでしょ？」
「言われたくないからなの?待っていてくれるからじゃないんだ。親友なのに何よ！」
「親友の指がビーズと一体にならないようにしたいでしょ？！」
「…そっか。ごめん」
そんな訳ないに決まってるでしょ？
それと、許しませんけど。