★動★
“ドカン” と音が聞こえている。
その後、何かを切っているような音が繰り返し聞こえて来る。
また大家の犬が吠えていた。
『また101号室…加工してるのかな…大変そうだな…大型犬用かな?』
呑気に考える。
頭にあの日の “ペットフード” の袋を浮かべ、その音の中、ビーズをテグスに通す。

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この時間でも同じように仕事をしている人がいるのが、今の雨哥にはなぜか支えになったのだ。
自分だけじゃない。そう思えた。