【タキさんに話してって言ってたけど、どうして?】と琉羽に送る。
数分後。
【タキさんに俺の存在を知ってもらって、俺が知ってる事も伝えて。俺は絶対に他言しないってまずは伝えて欲しい。
その覚悟の中で雨哥と生きて行くって事をタキさんに知って欲しい。
雨哥だって、ずっと俺の存在を言わずには苦しいでしょ?】
そう返事が来た。
琉羽の言う通り、雨哥はタキに琉羽の存在をいつかは知って欲しいと思っていた。
けれど、こんな形で教えるなんて…大丈夫だろうか…。
ただ怖い。怖いんだよ…。
【分かった。でももし琉羽が危ない事になるようだったら遠くに行こうね】
雨哥はタキに話すと決意した。
その決意は琉羽も同じだった。
『大丈夫』と心で強く信じる。
『大丈夫/大丈夫』