クライアントとの話もスムーズに終わり、デザインもとても好評だった。
嬉しい。
ここからはビーズ職人として、雨哥は仕事モードに入る。
集中を高める。
その為に、レトルト食品を買いに、スーパーへ向かおうとした。
アパートを出て掲示板の前で足を止める。
掲示板には、あの日の女性がまだ貼られている・
変わっていない。
「増えてないのか…」
確認をした。
やっぱりあのブレスレットだ…。
拾ったのと同じブレスレット。
「何で？」と思いつつも、動く事が出来ず、ブレスレットは雨哥の家にある。
どうして良いのか分からない。
どうもしなくて良いとも思った。
関わらない方が…。