side瑠璃

「いっくんいっくん!終わった?」

「まだだよあと少し…ていうか荷物多くない?」

「え?そんなことないと思うけど」

「服だけで3箱っていったい何日泊まるんだよ」

あきれたようにこっちを見てくるいっくん

「いやえっとなんかえへへ」

「あっそ」

いっくん耳まで真っ赤だ熱でもあるかな?

クーラーの温度下げてこよ!

「頑張れー!いっくん」

「ねえ瑠璃なんか寒くない?」

「んー確かに」

「…クーラーの温度10度になってるんだけど」

「涼しいね!」

「瑠璃はクーラーのリモコン触るの禁止」

「え?なんでなんでひどいよいっくんー!」

ぽこぽこといっくんの背中を叩いて抵抗するがいっくんはまたまた呆れたようにこちらを見るだけ。

いっくんは厳しい…

「べー!」

「べーじゃないクッキー作っといたけど食べる?」

「食べる!」