最初は凄い痛くて

辛かった



そんなことをする自分が

嫌だった



そうでもしないと

生きていけない


弱い自分が大嫌いだった





『アタシ何やってるだろ』


誰にも気づかれないように

そっとハサミの血を拭き取って


元の場所へと戻した。





そう、これで元通り。



なにもなかったんだよ


アタシはちゃんと生きてるんだよ



まだやっていける


まだ頑張れるんだ



負けちゃ イケナイ