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「あっ、あかりん~!」
教室に戻ると、一足先に教室の片付けをしていたまなみんが声をかけてくれた。
「まなみん、遅れてごめんね」
「いいんだよ。文化祭実行委員の仕事、おつかれさま!」
「ありがとう」
あたしもほうきを手に取って、教室の片づけを手伝う。
「あかりん、後夜祭はどうするの?」
「全然決めてないんだけど……その前にこれが終わったら、委員会室に行かなくちゃいけないんだよね」
「まだ委員会の仕事が残ってるの?」
「ううん、先輩に呼び出されたの」
「先輩って、今日あかりんといっしょに巡回してた人?」
「そう」
すると、まなみんはニヤッと口角を上げて笑った。