「初めまして、千紘さん!平野 花です、いつも妃依ちゃんにお世話になっています!」



「妃依がお世話できるとは思えないけど、どうも。ヒビトくんが好きな花ちゃん」



「ん…?ん…!?」




恥ずかしいが大部分を占めるけれど、ひよちゃんが私の話を千紘さんにしてくれていると思うと嬉しくなってしまう。




いつもよりも表情がいっぱい出てくるひよちゃんは、千紘さんのお隣にぴったりだった。




二人が恋で通じ合うまでにどんな物語があったのか、今度教えてもらうつもり。




私も日比人とそういう風になれるかな?




千紘さんの綺麗な二重の瞳は私を見るから、首を傾げると向かいのコンビニを指さした。




「多分日比人くんだと思うけど、コンビニにいたよ」



「そうだ、待っててもらってるんです!そろそろ行かないと…」




ひよちゃんには手を振って、千紘さんには礼をしてコンビニに走った。





「そういえば、ヒビトくん女の子に囲まれてたな…」


「言うのが遅いです!」