裕介side



初めて凛子ちゃんを見かけたのは
寮の食堂だった、
可愛くて、小動物みたいな彼女は
皆んなの注目の的で
俺には手の届かない存在だった。


勇気を出して話しかけてみると、
めちゃくちゃ良い子で、
話しやすかったし、何度か話してるうちに好きになって、
今、凛子ちゃんに食堂で社会人インタビューを受けているところ



この時間が幸せすぎて
インタビューとは関係のない話しをして
ずっとこの時間が続く事を願う




『もう、こんな時間!』



凛子ちゃんのこの一言で夢から現実に引き戻される


楽しい時間がもう終わることを
この一言が意味しているから。



裕「うそ、時間てはえー」


どれだけ凛子ちゃんと一緒に居られるかを気にしていたから
今が何時かなんて、ずっと分かっていたくせに
よくこんなセリフが出てくるよな俺。



しかも“よければ明日も付き合う”って
自分が明日も会いたいだけのくせに
何を上から言ってんだ、、。




裕介side終わり