店内はやはり空いていた。
というより、客は一人もいない。
まだまだ外食を控える人が多いようだ。
「お! 公親に淳之介か。
いらっしゃい!
……そっちの彼女は初めてだね!」
櫂人さんがいつものように明るく迎え入れてくれる。
「俺の一つ下の田中美由紀です。
今、幼稚園にいるんです。
美由紀、こちらはこのrockabillyのオーナーの岩橋櫂人さん。
櫂人さんも卒業生だよ」
「あ、初めまして!
田中美由紀です。よろしくお願いします!96期生です」
「おー!若いな。
淳之介より下だもんな。
ま、みんな好きなとこ座って?
ご覧の通り、客はいないから。
それと、申し訳ないけど今アルコールが出せないんだ」
そうだった。
最近、飲みに行くこと自体なかったから忘れていたが、飲食店での夜のアルコールの提供は禁止されてたんだっけ。
「櫂人さん、俺たち大阪城走ってきてめちゃくちゃ腹が減ってるんだ。
今日はメシだけで充分だよ、な?」
俺は二人に同意を求めた。
「はい。私もお腹が減ってて、とにかく食べたいって感じです!」
「櫂人さんのピザ、最高だから」
「わぁ! 楽しみです!」
「そう言ってくれると助かるよ。
よし、美味しいの焼くからねー!」
というより、客は一人もいない。
まだまだ外食を控える人が多いようだ。
「お! 公親に淳之介か。
いらっしゃい!
……そっちの彼女は初めてだね!」
櫂人さんがいつものように明るく迎え入れてくれる。
「俺の一つ下の田中美由紀です。
今、幼稚園にいるんです。
美由紀、こちらはこのrockabillyのオーナーの岩橋櫂人さん。
櫂人さんも卒業生だよ」
「あ、初めまして!
田中美由紀です。よろしくお願いします!96期生です」
「おー!若いな。
淳之介より下だもんな。
ま、みんな好きなとこ座って?
ご覧の通り、客はいないから。
それと、申し訳ないけど今アルコールが出せないんだ」
そうだった。
最近、飲みに行くこと自体なかったから忘れていたが、飲食店での夜のアルコールの提供は禁止されてたんだっけ。
「櫂人さん、俺たち大阪城走ってきてめちゃくちゃ腹が減ってるんだ。
今日はメシだけで充分だよ、な?」
俺は二人に同意を求めた。
「はい。私もお腹が減ってて、とにかく食べたいって感じです!」
「櫂人さんのピザ、最高だから」
「わぁ! 楽しみです!」
「そう言ってくれると助かるよ。
よし、美味しいの焼くからねー!」