「あー、カツ丼美味しかった!」
お風呂も入ったし、明日の準備もしたし……。
今日も平和に過ごせたな!って一日を振り返りながらベッドにごろんってする時間が、幸せ!
「さぁ、寝よっと!」
電気を消した。
目を閉じてしばらくたち、ちょうど脳が夢の世界と現実をさまよっていた時、私の部屋のドアが開く音がした。
ガチャ。
夢の世界に向かっていたのに、一気に現実の世界に引き戻される。
ドアを開けたのがおばけだったら怖いから、薄目でドアの辺りを見てみた。
オレンジ色の小さな電気は常に点灯しているから、暗闇に目が慣れなくても、すぐにその姿は見えた。
あっ、岳!
彼はふらふらしながらこっちに向かってくる。
なんか、寝ぼけて私の部屋に入ってきたっぽいな。
私は体を起こし、ベッドに座った。
彼が私の横に座ってきた。
「大丈夫? 寝ぼけてるの?」
彼は何も答えない。
うっすらと目は開いていて、視線はこっちにあった。
「これは夢なんだ……」
彼はボソボソと呟いてきた。
私は耳をかたむける。
「うんうん」
「夢だから何だって出来る。現実で好きな人に告白だって……」
「うん、そうだね! 夢だもんね!」
私は寝ぼけている岳に返事をしてみた。
でも、夢の世界にいる岳には聞こえていないのかな?
「好きだ」
私と目は合っている。
でも夢の中だから私に言っているわけではない、よね?
「寝ぼけてる岳、めちゃくちゃ可愛い!」
思わず、ぎゅっとしちゃった。
でも、このシチュエーションって……。
私がノートに書いたネタ。
偶然?
とりあえず、岳を隣の彼の部屋に連れていくことにした。
軽く彼を支えると、寝ぼけながらも自分の足で歩いてくれた。
ベッドに寝かすと「おやすみ!」って声をかけて、頭をなでて私は自分の部屋に戻った。
そういえば、カツ丼の時も、言葉があのノートと同じだったような?
だって、普段あかねって呼ばれているのに、私をねえちゃんって――。
岳、あのノート、見たっぽいなぁ?
えっ? 恥ずかしい!
って事は何? もしかして岳は私に胸キュンしてほしいの?
お風呂も入ったし、明日の準備もしたし……。
今日も平和に過ごせたな!って一日を振り返りながらベッドにごろんってする時間が、幸せ!
「さぁ、寝よっと!」
電気を消した。
目を閉じてしばらくたち、ちょうど脳が夢の世界と現実をさまよっていた時、私の部屋のドアが開く音がした。
ガチャ。
夢の世界に向かっていたのに、一気に現実の世界に引き戻される。
ドアを開けたのがおばけだったら怖いから、薄目でドアの辺りを見てみた。
オレンジ色の小さな電気は常に点灯しているから、暗闇に目が慣れなくても、すぐにその姿は見えた。
あっ、岳!
彼はふらふらしながらこっちに向かってくる。
なんか、寝ぼけて私の部屋に入ってきたっぽいな。
私は体を起こし、ベッドに座った。
彼が私の横に座ってきた。
「大丈夫? 寝ぼけてるの?」
彼は何も答えない。
うっすらと目は開いていて、視線はこっちにあった。
「これは夢なんだ……」
彼はボソボソと呟いてきた。
私は耳をかたむける。
「うんうん」
「夢だから何だって出来る。現実で好きな人に告白だって……」
「うん、そうだね! 夢だもんね!」
私は寝ぼけている岳に返事をしてみた。
でも、夢の世界にいる岳には聞こえていないのかな?
「好きだ」
私と目は合っている。
でも夢の中だから私に言っているわけではない、よね?
「寝ぼけてる岳、めちゃくちゃ可愛い!」
思わず、ぎゅっとしちゃった。
でも、このシチュエーションって……。
私がノートに書いたネタ。
偶然?
とりあえず、岳を隣の彼の部屋に連れていくことにした。
軽く彼を支えると、寝ぼけながらも自分の足で歩いてくれた。
ベッドに寝かすと「おやすみ!」って声をかけて、頭をなでて私は自分の部屋に戻った。
そういえば、カツ丼の時も、言葉があのノートと同じだったような?
だって、普段あかねって呼ばれているのに、私をねえちゃんって――。
岳、あのノート、見たっぽいなぁ?
えっ? 恥ずかしい!
って事は何? もしかして岳は私に胸キュンしてほしいの?