魔王子さま、ご執心!②~最強王子と、 甘すぎる溺愛婚約生活が始まる~



「ここが職員室だよ」


表札が吊るされた場所について、足を止める。


「ありがとうございました……!」


私は皆さんのほうを向いて、頭を下げた。


「どういたしまして。鈴ちゃん、初日頑張ってね」


「は、はい」


なんだか、今更緊張してきた……。