私が急に現れて、嫌だろうし……女嫌いならなおさら。


今まで、4人で仲良くしていたなら……冷然さんの聖域を荒らしてしまったようなものだ……。


私もできるだけ、4人でいるときは席を外すようにしよう。きっと迷惑だろうから……。


「鈴ちゃん、何かわからないことがあったら雪兎に聞いていいからね。無愛想に見えるけど、真面目でいい奴だから」


「あ、ありがとうございます」


気を使ってくれる獅堂さんに頭を下げる。


「俺たちも学年は違うけど。お昼ご飯は一緒に食べようね?いつもこのラウンジで食べてるから」


え……いいのかな……。


みんなでお昼ご飯を食べるなんてとっても楽しそうだけど……私がいたら邪魔かもしれない……。


「は、はい」


冷然さんの邪魔にはなりたくないな……。