今、依奴くんの家、依奴くんの部屋でい、いやらしいことをしていた。

 していたっていうか……さ、されていた、の……!

 そう、されていたの、あの依奴くんに。

 高校に入学してから毎日身体に触れられて、抵抗できなくて。

 変になってしまう。

 私は依奴くんのこと好きだけど、依奴くんは私のことなんて何とも思っていない。

 幼なじみにちょっかいかけたくなる時期なんだよね、多分。



「……寧恋」

「わわっ……」



 いつの間にか、依奴くんの顔が目の前に。