日が延びて16時を回ったというのにまだまだ空は青い。
太陽もわりと高い位置でこちらを見下ろしている。
あたしは心身共に疲弊した身体をなんとか動かしながら、お気に入りの黒いリュックに荷物を詰める。
今日もリュックはパンパンだ。
来週の期末考査に向けて勉強頑張らなきゃ、ってわけだ。
1日目の教科はなんだったかなとスマホのスケジュール帳を確認していると、声を掛けられた。
「凪夏ちゃん、私今日は学級委員長会があるから途中まで一緒に行けない。ごめん、先行ってて」
「うん、分かった。会議頑張って」
「ありがと。じゃ、また明日」
"また明日"と手を振り、あたしもそろそろ教室を出ようかとリュックに手をかけた、その時。
太陽もわりと高い位置でこちらを見下ろしている。
あたしは心身共に疲弊した身体をなんとか動かしながら、お気に入りの黒いリュックに荷物を詰める。
今日もリュックはパンパンだ。
来週の期末考査に向けて勉強頑張らなきゃ、ってわけだ。
1日目の教科はなんだったかなとスマホのスケジュール帳を確認していると、声を掛けられた。
「凪夏ちゃん、私今日は学級委員長会があるから途中まで一緒に行けない。ごめん、先行ってて」
「うん、分かった。会議頑張って」
「ありがと。じゃ、また明日」
"また明日"と手を振り、あたしもそろそろ教室を出ようかとリュックに手をかけた、その時。