「お母さんテストで95点取れたよ」
「あと5点で100点だったじゃないなんでそそんな簡単な問題で間違えるの」
「ごめんなさい、次は100点取れるように頑張るから」

いつもお母さんはいつもそう言って褒めてはくれなかった、だから次100点取れるように頑張った。

「お母さんテストで100点取れたよ」
「あら、そうなのそんなこと報告しなくていいから早く復習、予習しなさい」
「.........はい」

今回も褒めてはくれなかった、僕は何のしたら褒められるのか分からなかった
それが僕鈴木裕成の人生だ

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「お母さん見てみて絵のコンクールで入賞したよ」
「あら、すごいわね。今日はここの好きな食べ物を作りましょう」
「じゃあ、お母さんの手作りハンバーグがいい」
「じゃあ、お母さん頑張っちゃうかな」

私は今まで何不自由なく生きてきた。
パパは会社の社長でママはデザイン会社の社長だから生活はとっても充実していた、でも私は親に怒られたことがない、どんなことしても、怪我はない?気をつけてね、と心配されて注意されるだけ、テストで悪い点でも悪くても褒めてくれる、それってほんとに私の事愛してたのかな?

それが私藍川心の人生